ドアは「内開き・外開き」「左向き・右向き」どっちがいいのか|メリット・デメリット、開き方の変更費用

ドア 開き方

新築やリフォームなどで間取りを考えるとき、ドアは内開きと外開きのどちらがよいのか、左向きと右向きのどちらがよいのか迷ってしまうことがあります。

ドアの開く向きは、防犯上などの観点から非常に重要です。

また、使い勝手のよさや災害時の避難など、さまざまな要素に関わります。

そこで本記事では、玄関ドアリフォームの専門家である株式会社MAC(マック)が、「内開き・外開き」「左向き・右向き」どれがよいのかを詳しく解説します。

このコラムのポイント
  • 内開きと外開きそれぞれのメリットとデメリットが分かります。
  • 左向きと右向きそれぞれのメリットとデメリットが分かります。
  • 各種ドアの使い勝手が分かります。

 

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ドアは「内開き・外開き」どっちがいいのか

まずは、内開きのドアと外開きのドア、どちらがよいのかを解説します。

  • 内開きと外開きそれぞれのメリットとデメリット
  • 引き戸や折れ戸について

一緒に確認しましょう。

「内開き・外開き」のメリットを比較

内開きと外開きのメリットは下記のとおりです。

内開き 外開き
  • 体重をかけてドアを押すことで不審者の侵入が防げるなど、防犯性が高い
  • 廊下のスペースが潰れず、避難しやすい
  • 帰宅時に荷物を持ったままでも開きやすい
  • 室内のスペースが広くとれる
  • 気密性が高く、温度や湿度が調節しやすい
  • ホコリやゴミが侵入しにくい
  • 屋内で発生した災害時に外へ避難しやすい
  • 屋内の要救助者を屋外へ連れ出しやすい

 

以下の記事では、玄関ドアの防犯性を高める対策について詳しく解説していますので、ぜひお読みください。

〈関連ページ〉【玄関ドアでできる防犯】侵入方法から考える対策と費用目安、最新商品を紹介

「内開き・外開き」のデメリットを比較

内開きと外開きのデメリットは下記のとおりです。

内開き 外開き
  • 室内スペースが取られる
  • ドアのゴミやホコリが入り込みやすい
  • 玄関ドアの場合、日本での生産が少ない
  • 不審者に力ずくで侵入される可能性がある
  • 洪水の際、水圧で開かない危険性がある
  • 外にいる人とぶつかる可能性がある

「引き戸・折れ戸」という選択肢もある|メリット・デメリット

内開きや外開きのほかに、引き戸や折れ戸という選択肢もあります。

引き戸・折れ戸のメリットとデメリットは下記のとおりです。

ドアの種類 メリット デメリット
引き戸
  • 開閉が簡単
  • デッドスペースが発生しない
  • 風の通り道が調整できる
  • 静音性と安全性が高い
  • 空気が逃げやすい
  • 防音性が低い
  • コンセントを取り付けるスペースがなくなる
  • レールにホコリが溜まる
折れ戸
  • 開閉時の省スペース性に優れる
  • レールにゴミやホコリが溜まらない
  • 段差がなく、車いすでもスムーズに移動可能
  • 導入コストが高い
  • 扉が飛び出すスペースの確保が必要
  • 折れ曲がる箇所にゴミやホコリが溜まりやすい
  • 開閉時に力が必要

ドアは「左向きに開く・右向きに開く」どっちがいいのか

ドア 左開きと右開き

続いて、左向きに開くドアと右向きに開くドアのどちらがよいのか解説します。

  • 左開きと右開きのメリットとデメリット
  • 引違い戸と引き分け戸について

それぞれ確認しましょう。

「左向きに開くドア・右向きに開くドア」のメリットを比較

左向きに開くドアと右向きに開くドアのメリットは下記のとおりです。

左向きに開くドア 右向きに開くドア
  • 左利きの方が開閉しやすい
  • ドアの右側から中に入りやすい
  • ドアの右側にある設備に干渉しない
  • 右利きの方が開閉しやすい
  • ドアの左側から中に入りやすい
  • ドアの左側にある設備に干渉しない

「左向きに開くドア・右向きに開くドア」のデメリットを比較

左向きに開くドアと右向きに開くドアのデメリットは下記のとおりです。

左向きに開くドア 右向きに開くドア
  • 右利きの方が開閉しにくい
  • ドアの左側から中に入りにくい
  • ドアの左側にある設備に干渉しやすい
  • 左利きの方が開閉しにくい
  • ドアの右側から中に入りにくい
  • ドアの右側にある設備に干渉やすい

「引違い・引き分け」という選択肢もある|左向き・右向きとの違い、メリット・デメリット

左向きに開くドア・右向きに開くドアのほかに、引違いや引き分けという選択肢もあります。

引違い・引き分けのメリットとデメリットは下記のとおりです。

ドアの種類 メリット デメリット
引違い
  • 開閉が簡単
  • ドアの左右どちらからでも開閉できる
  • ドアの前後にスペースを必要としない
  • 引き込みスペースを必要としない
  • 風などで急に閉まる心配が少ない
  • 少しだけ開けられる
  • レールにゴミやホコリが溜まりやすい
  • レールにつまずいて転倒する可能性がある
  • 気密性や遮音性がやや乏しい
引き分け
  • 開閉が簡単
  • ドアの前後にスペースを必要としない
  • 開放感がある
  • 出入りしやすい
  • 風などで急に閉まる心配が少ない
  • 少しだけ開けられる
  • 左右両側に引き込みスペースを作る必要がある

 

引違い戸は、2枚の戸を行き違わせて開閉するのが特徴です。

左向きに開くドアや右向きに開くドアと違い、ドアの前後にスペースを必要としません。

また、引き込みスペースを必要としないという点で、引き分け戸との違いがあります。

引き分け戸も引違い戸と同様、ドアの前後にスペースを必要としません。

設置に引き込みスペースが必要であるものの、開放感があり、簡単に出入りできるのが魅力です。

住宅の部位別「内開きドア・外開きドア・引き戸・折れ戸」の使い勝手

室内ドア

家のなかには、至るところにドアが設置されています。

  • 玄関ドア
  • 室内ドア
  • トイレのドア など

この項目では、玄関ドア・室内ドア・トイレのドアの使い勝手を開き方別にご紹介します。

玄関ドア

内開きドアの使い勝手

 

内開きの玄関ドアは開けるたびに靴に当たり、靴が散らかってしまうことがあるため、使い勝手はあまりよくありません。

室内で靴を脱ぐ習慣があまりない海外では内開きの玄関ドアが主流なので、海外の家に憧れている方におすすめです。

外開きドアの使い勝手

 

外開きの玄関ドアには、開閉しても靴に当たる心配がないことや、玄関スペースを広く活用できるなどのメリットがあります。

ただし、身体制限がある方の利用が難しい点や、雨風の影響を受けやすい点には注意が必要です。

また、置き配や雪などで扉が塞がれると、外に出られなくなってしまうこともあります。

引き戸の使い勝手

 

引き戸タイプの玄関ドアは、開口部が広いため、スムーズに出入りできます。

ただし、一般的なドアのようにドアノブが付いていないモデルが多いため、両手が塞がっていると開閉しづらい点に注意が必要です。

以下の記事では、関ドアを引き戸に変更するメリットなどについて詳しく解説していますので、ぜひお読みください。

〈関連ページ〉玄関ドアを引き戸に変更するメリットと注意点|種類・メーカー別特徴・選び方も解説

右開き・左開きの使い勝手

 

右開きと左開きのどちらが使い勝手がよいかは、人や状況によって変化します。

  • 利き手
  • 動線
  • 周辺設備 など

右利きの方にとって右開きのドアは使いやすく、左利きの方にとっては左開きのドアの方が便利です。

同様に、ドアの左側から中に入る場合は右開き、右側から中に入る場合は左開きの方がスムーズに扱えます。

また、照明やインターホンなど、周辺設備がドアに対してどちら向きに取り付けられているかによっても使い勝手が変わります。

 

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室内ドア

内開きドアの使い勝手

 

内開きの室内ドアは、廊下にいる人や荷物にぶつからないのが魅力です。

また、廊下から部屋に入る際、体をねじって入ることもありません。

外開きドアの使い勝手

 

外開きの室内ドアは、室内のスペースをひっ迫しないのが魅力です。

ただし、廊下が狭いと体をねじって入らなければならないことがあるため、場合によっては使い勝手が悪く感じることがあります。

また、ドアを開ける際、廊下にいる人や荷物にぶつかってしまう可能性がある点にも注意しましょう。

引き戸の使い勝手

 

引き戸タイプの室内ドアは、室内のスペースを広く活用できるのが魅力です。

また、廊下にいる人や荷物などにぶつかる心配がありません。

ただし、気密性や防音性がやや乏しく、冷暖房の効きがあまりよくなかったり生活音が漏れたりする可能性がある点には注意が必要です。

折れ戸の使い勝手

 

折れ戸タイプの室内ドアは、開閉の際にスペースをあまり必要としないのが魅力です。

室内・廊下両方のスペースが有効活用できます。

一方、扉のつなぎ目部分に指を挟みやすく、場合によっては怪我をしてしまう可能性があるため注意しましょう。

引違い・引き分けの使い勝手

 

引違い戸も引き分け戸も、左右どちらの戸からでも開閉できるのが特徴です。

また、前後にスペースを必要とせず、室内・廊下両方のスペースが有効活用できます。

ただし、レールに足を引っ掛けやすい点には注意が必要です。

トイレのドア

内開きドアの使い勝手

 

内開きのトイレのドアは、廊下から室内へ押して入る開き方をするため、スムーズに中へ入れるのがメリットです。

また、廊下が狭くても体をよじることなく中へ入れます。

ただし、中で人が倒れた際、救助に時間がかかる点には注意が必要です。

外開きドアの使い勝手

 

外開きのトイレのドアは、中で人が倒れても、すぐに助けに入れるのが魅力です。

また、室内にスリッパを置いても、ドアにぶつかって散らかることがありません。

一方で、廊下が狭いと中に入りづらい点や、廊下にいる人や物にぶつかりやすい点がデメリットです。

引き戸の使い勝手

 

引き戸タイプのトイレのドアは、無駄な動作を必要としないのが魅力です。

一般的なドアでは数歩移動する必要がありますが、引き戸タイプであればその場で開閉できます。

加えて、介助がしやすいという利点もあります。

一方で構造上ドアと壁の間にすき間ができやすく、ニオイが漏れやすい点には注意が必要です。

折れ戸の使い勝手

 

折れ戸タイプのトイレのドアは、省スペースで開閉できるのがメリットです。

また、開口部が広く取れるため、介助がしやすいという利点もあります。

ただし、扉のつなぎ目部分にすき間が生まれやすく、ニオイが気になりやすい点には気をつけましょう。

ドアの「内開き・外開き」を変更する費用の目安

費用

最後に、ドアの内開きと外開きを変更する費用の目安をご紹介します。

  • 開く方向だけを変えられるのか
  • 各種ドアを変更する際の費用

一緒に確認しましょう。

なお、内開き・外開きから引き戸・折れ戸に変更する場合は、ドアの枠自体が違うため、ドア枠ごと交換する必要があります。

また、これからご紹介する費用は、あくまでも一例です。

同じ価格を保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。

玄関ドア

玄関ドアは、リフォームによって開き方の変更が可能です。

方法には、既存の枠に新しい枠を被せる「カバー工法」と、既存の枠ごと新しい枠に入れ替える「はつり工法」があります。

それぞれの費用は下記のとおりです。

カバー工法 はつり工法
30~50万円 40~100万円

 

以下の記事では、玄関ドアの開き方向の変更について詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

〈関連ページ〉【玄関ドアの向きに失敗】開き方向は変えられる?どう決める?玄関ドアリフォームのメリットも紹介

室内ドア

室内のドアも、玄関のドアと同様に開き方の変更が可能です。

開く方向だけを変えることはもちろん、枠ごと交換することもできます。

それぞれの費用は下記のとおりです。

開く方向のみ変更 ドア枠ごと変更
約5~20万円 約10~40万円

トイレのドア

トイレのドアも室内ドアと同じく開き方の変更が可能です。

また、室内ドアと同様に開く方向だけ、もしくは枠ごとのどちらかが選択できます。

なお、費用についても、室内ドアのケースとほぼ同様です。

まとめ

内開き・外開き・左開き・右開きそれぞれにメリットがあり、同時にデメリットもあります。

そのため、ニーズや家族構成などで開き方を選択するのがおすすめです。

本記事がドア選びの参考になれば幸いです。

 

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